2023 秋のドスディアスカミーノの報告

11月11日(土)JR中央線恵那駅に12:30ごろ集合予定が、鉄道事故のため電車が一時運休。どうなることかと心配しましたが、1時間ほどの遅れで済み、なんとか1日目の予定をこなすことができました。

第1日目は、恵那にある「アルベルゲOKUNO」にて、今年歩いたお二人から「カミーノ報告」をしていただきました。

森井さん夫妻は、「4年ぶりのプチカミーノ」と題して、コロナパンデミックで延ばしていた計画を今年こそはと、ポンフェラーダから6月に歩き始めました。日本ではまだ多くの方がマスクをしていますが、スペインではマスク姿が見られず、歩き始めは不安だったとのこと。体力を考えて毎日15kmほどの距離をゆっくり歩き、宿も主にホステルで宿泊し、外食で体力を維持されたそう。慎重に次の宿を予約しようと電話するも、スペイン語が通じず随分困ったそうですが、そこはカミーノ、すぐに出会った巡礼者がいつも助けてくれた。カミーノは正に「人と人が触れ合う道」と実感され、サンティアゴに無事到着。

棚橋さんは、「ポルトガル自転車カミーノ&プリミティボ雲海の道」と題して、大変活発に行動されたお話でした。日本から機内に持ち込んだ折り畳み自転車で、6月にリスボンから出発。行く先々で人々とすぐに打ち解け交流し、時には石畳の道を走り、ワインで有名なポルトを抜け、1日25kmから30kmを走りサンティアゴに到着。その後、オビエドに移動して次はプリミティボの道を歩き始めました。「原始の道」と呼ばれ、山間部の巡礼路で連日のようにアップダウンがある険しいルートです。山の景色を堪能できたメリデまで260kmの歩きでした。

夜は「アルベルゲOKUNO」にて石窯で調理したパエリャなどに舌鼓を打ちながら、北は栃木から西は愛媛まで、スタッフも含めると25名のカミーノを愛する仲間で、夜遅くまで話が盛り上がりました。夜9時からは、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ在住でガリシア州公認ガイドの堀いつこさんのオンラインイベントに30分ほど参加しました。

2日目は中山道の馬籠から妻籠まで宿場町をぶらぶらしながら、約8kmを歩きました。紅葉には少し早かったようですが、街道はインバウンド客で賑わい、多くの参加者が外国人との立ち話を楽しんでいました。

多くの参加者から、「強烈なパワーの『アル中』(歩き中毒)の皆さんと初対面で親しくなり、勇気づけられました。」と感想が届いています。

この先も皆様のカミーノ報告を楽しみにお待ちしております。

奥ちゃんハウス前

馬籠展望広場

妻籠本陣前