2020年秋のドスディアスカミーノ

  11月21日(土)~22日(日)の二日間にわたって秋のイベント「ドスディアスカミーノ」を開催しました。コロナウィルス感染防止対策として、募集人員を例年の半数とし、マスクの着用、食事の際の個別トレーの利用、就寝部屋のディスタンス確保、などを実施して開催に踏み切りました。

    1日目は名鉄鵜沼宿駅からスタートし、JRの美濃太田駅までの約12kmを歩きます。 復元された脇本陣鵜沼宿の町並みを見学しながら「うぬまの森」の入り口まで歩いたところで弁当タイム。昼食後、歩いていると汗ばむような小春日和の中、うとう峠を越えて木曽川の河畔へ。旧国道21号線に沿ってしばらく進んだ所に作られた岩屋観音を見学。その後「日本ラインロマンチック街道」を一路東に向かいます。堤防上からは雲ひとつない青空の下、木曽御嶽山笠置山、恵那山の姿がくっきりと見えていました。「太田宿中山道会館」で休憩した後、JR美濃太田駅から多治見駅経由で恵那市へ移動しました。その日の夜は、いつものようにスタッフ宅である「アルベルゲ奥野」に宿泊。ご主人自慢の石窯で焼いたピザや塩竈鯛に舌鼓を打ちながらカミーノ談義。コロナ禍で身動きの取れない現状を慰めあいつつも、さらに募るカミーノへの想いを語り合い、そして奥野さんの友人のオカリナ演奏やフラダンスに感動し、夜は更けていきました。

 2日目は「アルベルゲ奥野」にてお昼のおにぎりを作ったのち、歩いて大井発電所へ向かい、大井ダムを渡って紅葉の木々の中を恵那峡へ。そこで昼食・散策ののち傘岩・千畳敷岩などの奇岩を見学。その後阿木川沿いに大井宿まで歩き、中山道ひしや資料館に立ち寄ってゴールの恵那駅へ。

  コロナ禍のため春のイベントが中止となって、1年ぶりの開催となった今回のドスディアスカミーノ。 スペインのカミーノを歩くことができるのはいつになるかわかりませんが、その日を待ちわびる皆さんの想いを確認することができた二日間となりました。

  また、春にお会いできることを願って!

 ブエンカミーノ!